【ホテルウィング須賀川】須賀川市と地産地消および農業振興を図る連携協定を締結

株式会社ミナシア 本社:東京都千代田区、代表取締役 下嶋一義が運営するホテルウィングインターナショナル須賀川は、2022年7月6日(水)、須賀川市 産の農産・加工品等の地産地消を推進するとともに、地産地消を通じた農業の振興を図るため、連携協定を締結しました。地産地消のみならず遊休農地(耕作放棄地 )を活用した宿泊プランの造成や、須賀川市の新規就農者支援にも宿泊施設として協力し、観光客や移住者が増えるよう地域活性化を目指します。

株式会社ミナシアでは、ブランド戦略の一つとして「おらが町プロジェクト」を2021年9月より始動しました。ホテルのある地域と連携を強化し、地域情報や魅力を発信し、地域の方々と一緒にエリア全体を盛り上げて、ホテル周辺地域に貢献することを目的としています。 この度、本プロジェクトのさらなる発展に向けて、本部スタッフおよびホテルスタッフの有志が集まり「おらが町」課を発足させ、地域の課題解決となるような取り組みを積極的に行う体制を構築しました。第一弾として、須賀川市と連携し、メンバーのアイディアを集結させてさまざまな取り組みを企画・実行する運びとなりました。

■協定 を締結する連携項目
(1)地産地消の推進に関する事項
(2)須賀川産の農産・加工品等(地場産品)の PRおよび 販路拡大に関する事項
(3)遊休農地 の再生利用に関する事項
(4)新規就農者等の支援に関する事項

■具体的な取り組み
(1)地産地消の推進に関する事項
ホテルウィング須賀川1階のレストラン「吟醸料理・酒 ゆめぜん」で展開している「おらが町グルメフェア」において、須賀川市農業公社の加工品(無添加味噌、梅コンポート、梅ジャム)を販売するとともに地産地消メニューを開発し、ディナーメニューとして販売します。
須賀川市農業公社は、高齢化などで農作業を継続できない、兼業の仕事が忙しく定年まで農作業ができないなど、さまざまな理由から耕作放棄地となってしまった農地を利用可能な農地として再生し、ナタネや大豆などの作物を栽培しています。作物の栽培を行いながら肥料を散布し、草刈などをして農地としての機能を維持しています。ナタネは油として加工し、食育の一環として学校給食などに利用されていますが、大豆は無添加生味噌などに加工し、販売した収益を農地の耕作経費に充てています。農業公社が製造販売する「無添加生味噌」は、須賀川市のブランド米であるコシヒカリ「ぼたん姫」を使用した天然醸造の味噌です。加熱処理をせず、低温倉庫でじっくりと熟成させた昔ながらの手作り味噌に仕上がっております。農業公社の製造販売する商品をつかったメニューを取り入れることで、耕作放棄地の農地としての活用および維持管理している梅の摘果による樹勢保持に少しでもお力添えできればと考えております。

(2)須賀川産の農産・加工品等(地場産品)の PRおよび販路拡大に関する事項
ホテルウィング須賀川では、フロント横や1階レストランにて須賀川産の農産・加工品等を販売しています。ビジネスや観光でご宿泊されるお客様のお土産として大変ご好評いただいております。また、「おらが町プロジェクト」の特集サイトや公式 Instagramなどの SNSを活用した情報発信も 積極的に行い、オンラインショップと連携させることで県外にいる方でも商品が購入でき、須賀川産の地場産品が購入できるように PRします。

(3)遊休農地の再生利用に関する事項
須賀川市農業公社と連携し、遊休農地を活用した農業体験宿泊プランの企画などで地域をPRし 、 観光客増を目指します。土いじりに没頭することで心身ともにリフレッシュしたい、ストレス解消をしたい、子どもに体験させたいなど、理由はさまざまだと思いますが、いま都市部に住む人たちを中心に農業体験に対する興味関心が高まっています。 宿泊施設が 農業体験宿泊プランを企画 ・販売 することで、長いコロナの移動制限が解除されどこかに出かけたい人、農業体験をしてみたい人 の受入れが可能となり、 須賀川市の観光スポットとともに PRすることで観光客増にも寄与します。今年度は、須賀川市農業公社が管理する遊休農地(耕作放棄地)をお借りしてニンニク栽培を企画しています。

(4)新規就農者等の支援に関する事項
須賀川市で農業に取り組むため、移住予定の県外の方向けに、家が見つかるまでの期間、割安価格でホテルウィング須賀川の客室をご提供します。また、新規就農者育成事業の研修生の宿泊先としてもご利用いただけます。

ホテルウィング須賀川 公式ホームページはこちら:https://www.hotelwing.co.jp/sukagawa/